ごみ非常事態宣言とは?

ごみはもやせば消えてなくなるというわけではありません。ごみをもやした後の灰は、うめ立てが必要です。
ごみと資源がしっかり分別されていなかった1998年度には、約100万トンものごみが発生していて、今の10倍以上のごみや灰をうめ立てていました。
うめ立て処分場もあと2年少々で満杯になる見通しでした。




上の写真では、ごみが黒い袋で出されていて、中に何が入っているかわからないね。




左の写真では、不燃ごみ・粗大ごみがそのままうめ立てられているね。
増え続けるごみを名古屋市はなんとか処理しようと考え、庄内川・新川・日光川の河口にある藤前干潟をうめ立て、新しい うめ立て処分場を作る計画を立てました。

ところが、藤前干潟は渡り鳥にとって大切な休けい場所だったのです。市民からはうめ立ての中止を求める声が次第に広がりました。
「ごみを処理して市民のくらしを守ること」と「渡り鳥」のどちらが大切か、名古屋市中で議論が起こり、悩み抜いて出した結論は「ごみ処理も渡り鳥もどちらも大切」でした。
そして、藤前干潟のうめ立て計画を中止し、1999年2月に発表したのが「ごみ非常事態宣言」でした。

ごみ非常事態宣言
◆2年間で2割、20万トンのごみをへらしましょう
◆市民や事業者のみなさん、一緒にごみをへらしましょう

藤前干潟をうめ立てる計画を中止したけど、ごみはなくならないから、へらす取り組みをする必要があったんだね。
家庭で出るごみをへらすために始めた取り組み
◆家庭ごみ指定袋制の導入
◆プラスチック製・紙製容器包装の分別収集
◆空きびん・空き缶の収集を全市に拡大(9区から16区に)
◆集団資源回収への助成強化
◆粗大ごみの有料化 など

出し方の変化


中身の見えない袋から透明な袋に変わったので、きちんと分別してあるかわかりやすいね。

名古屋市のごみと資源の量の移り変わり
市民や事業者のみなさんのご協力のおかげで、目標だった2年間で20万トンのごみの減量を達成することができました。
<1年間に出るごみの量と回収する資源の量の移り変わり>

資源をきちんと分ければ、もっとごみはへらせるはず!


